那覇市の中心にある「福州園」は、都会の喧騒を忘れさせる静寂と美しさを兼ね備えた中国式庭園です。
1992年に開園したこの庭園は、中国福建省福州市との友好を象徴する場所であり、琉球時代から続く深い歴史的なつながりも感じられます。

那覇観光の際に訪れたい穴場スポットとして、福州園の魅力をご紹介します!
福州園の特徴

福州園は、約8,500平方メートルの広さを誇る中国式庭園で、中国福建省福州市の美しい景色をイメージして造られています。園内には、三山(千山、烏山、屏山)や二塔(白塔、烏塔)、福州を象徴する川「ミン江」を模した景観が広がり、まるで異国に迷い込んだかのような感覚を味わえます。
さらに、庭園内には滝や池、回廊が設置されており、四季折々の自然を感じながらゆったりと過ごすことができます。特に夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれるので、日中とは違った魅力を楽しむことができるのもポイントです。
福州園の基本情報
所在地 | 沖縄県那覇市久米2-29-19 |
面積 | 8,500平方メートル |
開園日 | 1992年9月 |
開園時間 | 9:00~21:00 |
休園日 | 水曜日(祝日の場合は翌日休園) |
観覧料(9:00~18:00) | 大人 200円 / 小人 100円 |
観覧料(18:00~21:00) | 大人 300円 / 小人 150円 |
団体料金(20人以上) | 大人160円~240円 / 小人80円~120円 |
駐車場 | 松山公園有料駐車場 52台(1時間100円) |
福州園までのアクセス方法

公共交通機関を利用する場合
・ゆいレール「県庁前駅」から徒歩約10分でアクセスできます。
・また、バスでは「久米孔子廟前」バス停で下車し、徒歩約5分です。停車するバスは、2番、3番、5番、14番、15番、17番、45番などがあります。
車を利用する場合
・那覇空港から車で約15分で到着。駐車場は「松山公園有料駐車場」を利用できます。
福州園の魅力

- 異国情緒を満喫できる庭園デザイン
福州園は、中国式庭園特有の建築様式や造形美が詰まっており、まるで中国の名勝地を訪れたような気分に浸れます。回廊や石橋、龍を象った石像など、見どころがたくさんあります。園内の滝や池が、自然の豊かさと静けさを演出し、訪れる人々を癒してくれます。 - ライトアップで楽しむ夜の庭園
夕方以降、福州園は美しいライトアップで照らされ、昼間とはまた異なる幻想的な空間に変わります。デートや散策にも最適で、夜の福州園はまさに「歩けるアート」として訪れる価値が十分にあります。 - 子供と一緒に楽しめる仕掛け
福州園には滝の裏側に通路があり、探検気分で裏側から水のカーテン越しに景色を楽しむことができます。短時間で一周できるほどのコンパクトな庭園なので、家族連れでも気軽に楽しめるのが魅力です。
福州園へ行くべき理由

福州園は、那覇市のオフィス街にありながら、静かな自然と異国の雰囲気が楽しめる癒しスポットです。観光地としては比較的穴場で、定番の観光地を巡った後に訪れると、心がリフレッシュされること間違いなし。
また、福州市との友好の証として作られたこの庭園は、沖縄と中国の歴史的なつながりを感じられる特別な場所でもあります。
福州園の文化や歴史

福州園が位置する那覇市久米は、600年以上前に中国福建省から移住してきた「久米三十六姓」と呼ばれる人々が住み着いた場所です。
彼らは琉球王国の交易や外交に貢献し、その歴史的背景から、1992年に那覇市と福州市は友好都市提携を結びました。福州園は、この友好関係を記念して建設された庭園であり、使用されている建材やデザインは福州市から持ち込まれた本物です。
この歴史的な背景を知ることで、福州園が持つ深い意味や意義がより理解できるでしょう。
まとめ
福州園は、沖縄の自然とはまた違う、中国の風情と癒しを味わえる特別な場所です。那覇市内で静かな時間を過ごしたい方や、沖縄の歴史的な側面に触れたい方におすすめの観光スポットです。ぜひ福州園で、心安らぐひとときをお過ごしください!
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