大型のコンビネーション遊具、トランポリン、バスケットコート。これだけそろって入園も駐車場も無料で、しかも空いています。やんばるドライブの途中で子どもを遊ばせるなら、まずここです。
名前に「浜」とありますが砂浜はなく、海沿いはコンクリートの遊歩道です。泳ぐなら車で40分のオクマビーチへ。ここは陸で遊ぶ場所です。
大宜味村の塩屋。塩屋湾に面した23,146平方メートルの村営公園です。入園も駐車場も無料。
やんばるを車で回っていて、子どもが車から降りたがっているときに寄る場所として、たぶん本島北部でいちばん条件がいい公園です。遊具の量が観光地の公園とは思えないほどあり、しかも空いています。
遊具の量が、とにかく多い
村の公式が挙げている設備は、次のとおりです。
実際に行った人の記録を突き合わせると、公式の一覧より細かい構成が見えてきます。大型のコンビネーション遊具にはネットの吊り橋、丸太の階段、ボルダリングの壁、鎖のはしご、うんてい、一本橋、揺れる橋、スパイラルのすべり台。幼児向けには別のコンビネーション遊具があり、ハーリー舟をかたどったものもあります。
ざっくり3つの区画に分かれています。大型遊具のエリア、トランポリンのエリア、幼児向け遊具のある芝生のエリア。小学生と未就学児がいる家族なら、それぞれ別々に遊べます。
老朽化による撤去や使用禁止の情報は、いまのところ見当たりません。ただ、公園そのものはコロナ禍で一度閉鎖され、2021年11月23日に再開しています。ネット上の情報にはこの閉鎖期間のものが混じっているので、「閉まっている」という記述を見かけても古い可能性があります。
ぶながやとは何なのか
公園のあちこちに、赤い髪の小さな生きものがいます。ぶながやです。
村の説明はこうです。大宜味の森に住む精霊で、からだ全体が赤く、子どものように小さく、赤い髪をたらしている。自然そのものだが、雷や嵐は怖がるし、大きな音はきらい。
村は1998年7月24日、村制施行90周年に「ぶながやの里」を宣言しました。宣言文には「『ぶながや』たちと生きてきたことに誇りを持ち、これからもこの大宜味村の豊かな自然の中で共生し」とあります。キャラクターは全国から325点の応募のなかから選ばれました。
2014年には「大宜味村PRキャラクター『おおぎみシーちゃん』及び『ぶながや』の使用に関する要綱」が定められ、権利は村に属することになっています。村の公式キャラクターは、ぶながやとシーちゃんの2本立てです。
ときどき「条例で定められている」と書かれているのを見かけますが、正確には条例ではなく宣言と要綱です。
分かっていないことを、そのまま書きます
この公園は、村の公式サイトに載っている情報が少ないところです。設備の一覧と敷地面積と問い合わせ先しか書かれていません。開園時間も駐車場もトイレも、公式には出てきません。
裏が取れなかったものを、取れたふりをして書かないでおきます。
住所にも揺れがあります。村の公式は「字塩屋1306番地」。旅行サイトには「1306-5」「1306-65」といった表記が混在し、なかには字を「江差」と誤記しているところもあります。この記事は村の表記に合わせています。
基本情報とアクセス
よくある質問
泳げますか?
泳ぐための場所ではありません。名前に「浜」とありますが砂浜はなく、海沿いはコンクリートの遊歩道です。海水浴場としての指定も、監視員やシャワーの記載もありません。塩屋湾のなかには別に塩屋ビーチという自然の浜がありますが、これは結の浜公園とは別の場所です。
バーベキューはできますか?
村の公式サイトにバーベキューの記載がありません。以前この記事に書いていた「事前予約制・直火禁止・脚付きコンロ」という条件は、裏づけが取れなかったので削除しました。公園の利用には「大宜味村公園等利用許可申請書」の制度があるので、企画観光課(0980-44-3007)へ確認してください。
料金はかかりますか?
かかりません。入園も駐車場も無料です。
遊具はどんなものがありますか?
村の公式が挙げているのは、コンビネーション遊具、すべり台、スイング・ブランコ、トランポリン、バスケットコート、ゲートボール場、広場、遊歩道、展望台、東屋です。敷地は23,146平方メートルあります。実際にはネットの吊り橋、ボルダリングの壁、うんてい、スパイラルのすべり台など、細かい遊びが組み合わさっています。
ぶながやとは何ですか?
大宜味村の森に住むとされる精霊です。からだが赤く、子どもくらいの小さな姿で、赤い髪をたらしていると村は説明しています。村は1998年7月24日に「ぶながやの里」を宣言し、2014年にはキャラクターの使用に関する要綱を定めています。
トイレはありますか?
男女別のトイレと、水飲み場・手洗い場があると複数の訪問記録が伝えています。村の公式には記載がありません。
日陰はありますか?
東屋があります。ただし遊具の上に屋根はないので、夏の日中は金属部分がかなり熱くなります。朝の早い時間か、夕方に行くほうが快適です。
まとめ
やんばるは移動時間が長い場所です。名護から辺戸岬まで、大人は景色を見ていられますが、子どもは持ちません。その途中に、これだけの遊具がある無料の公園があるというのは、旅程を組むうえでかなり効きます。
期待してはいけないのは海のほうです。泳ぐつもりで来ると外れます。遊具で1時間遊んで、車に戻る。そういう使い方が合っています。
バーベキューを考えているなら、行く前に村役場へ電話を。公式に書かれていないことを、書かれているように扱わないほうが安全です。
確認した情報源を見る(2026年8月10日確認)
大宜味村公式サイト「『結の浜』周辺施設案内」(住所は字塩屋1306番地、敷地面積23,146平方メートル、設備の一覧、問い合わせ先が企画観光課0980-44-3007であること、公園等利用許可申請書の様式)/大宜味村公式サイト「ぶながやの里」(1998年7月24日の宣言、宣言文、キャラクターが全国325点の応募から選ばれたこと)/大宜味村観光ナビ(ぶながやの姿の説明)/大宜味村PRキャラクターの使用に関する要綱(2014年2月21日適用、権利が村に属すること)/大宜味村観光協会(2021年11月23日の利用再開)/遊具の細かい構成、トイレと水飲み場の有無、駐車場の台数については、現地を訪ねた複数の記録(2019年・2020年・2025年)を突き合わせています。バーベキューの可否と条件、開園時間、駐車場の正確な台数は確認できませんでした。以前この記事に書いていたバーベキューの条件は、出典が見つからなかったため削除しています。ご利用の前に村役場企画観光課へご確認ください。

