この記事にはアフィリエイトリンクを含みます。価格や在庫は販売サイト側で変わることがあります。
アップルマンゴーは、生産者直販も県の公式通販も、ほとんどが完売しています。「次回は2027年発送」と出している農家もあります。いま買えるのはキーツマンゴー。8月から9月にかけて出てくる、緑色のまま熟すマンゴーです。予約を受け付けている店がいくつかあります。
アップルは6月中旬〜7月/キーツは8月〜9月沖縄のマンゴーは、値段の幅がとても大きい果物です。1kgで4,480円のものもあれば、2玉で12,000円のものもある。同じ「沖縄県産アップルマンゴー」と書かれていても、です。
この記事では、2026年8月8日時点で実際に売られている価格を、生産者の直販サイトとJAおきなわの公式通販、県の物産公社の通販から集めました。相場のレンジではなく、いま表示されている実際の金額です。
先に結論、3つだけ
2kgで1万円前後が今の相場
秀品2kgが11,300円、優品2kgが9,300円。「良品2kgが3,000円」といった安い価格帯は、もう見当たりません。
買うなら6月下旬から7月上旬
出始めは高く、終盤は品が薄くなります。数と値段のバランスが良いのは、ピークの少し前です。
直売所のほうが安い。ただし確実ではない
送料と箱代がかからないぶん安くなります。ただし並んでいるものしか買えません。
値段。2026年の実売価格
まず生産者の直販から。等級と重さで、これだけ差があります。すべて税込の表示価格で、2026年8月8日に確認したものです。
キーツは8月5日ごろからの発送。特大玉1.3kg以上は7,300円
全品「完売。次回販売開始をお待ちください」の表示。次回は2027年発送となっています
次にJAおきなわの公式通販(JAタウン)。こちらは箱と等級がはっきりしています。
発送は6月5日から7月20日
完売。バックオーダーは受け付けています
沖縄県物産公社のわしたショップは、生産者ごとに商品が並んでいます。8月8日時点で残っているのは、宮古島産と、キーツと、遅い品種のものだけでした。
アップルマンゴーはほぼ終了。サイトにも「台風の影響で一部販売終了や数量が限られている」と出ています
この数字を並べて見えてくるのは、2kgで1万円前後が今の相場だということです。ネットに残っている古い記事には「良品2kgで3,000円から5,000円」といった価格帯が書かれていますが、2026年にその値段の沖縄県産マンゴーは、少なくとも通販では見当たりませんでした。いちばん安い層が「わけあり1kg 4,480円」です。
理由は後半の作柄の話で書きます。
品種と、それぞれの時期
沖縄県の果樹農業振興計画に載っている主要品種は、アーウィン・リペンス・バレンシアプライド・キーツの4つ。ただし店で見かけるのは、ほとんどが最初と最後のふたつです。
アップルマンゴー(アーウィン)
6月中旬〜7月がピーク沖縄マンゴーといえばこれです。りんごのように赤くなるので、この名前で呼ばれます。8月に入ると通販はほぼ完売し、直売所でも遅い出荷分がわずかに残る程度になります。
キーツマンゴー
8月〜9月熟しても緑色のままの品種です。見た目で食べ頃が分からないので敬遠されがちですが、味は濃く、玉も大きい。8月以降に沖縄でマンゴーを買えるのは、この品種があるからです。
このほかに、小ぶりな実を袋詰めで売る「ミニマンゴー」があります。摘果したものや小玉のもので、1,000円台から手に入ります。味は同じなので、自分で食べるならこれで十分です。
宮古島産は本島産と少し時期がずれます。2026年は成育期の天候不良で開花が遅れ、初出荷が例年より3週間ほど遅れました。宮古地区の販売目標額は1億3,500万円です。
どこで買うか。直売所と通販の使い分け
結論から言うと、同じ品質なら直売所のほうが安いです。送料がかからず、贈答用の箱代も乗らないからです。ただし直売所は、その日並んでいるものしか買えません。旅行の日程が決まっていて確実に持ち帰りたいなら、通販の予約のほうが確実です。
沖縄本島でマンゴーを買える主な直売所は、次のとおりです。
恩納村仲泊1656-9/098-964-1188。公式サイトでマンゴーの出荷時期を「6月後半から8月下旬まで」としていて、「出始めは高値です」とも書いています。西海岸リゾートからいちばん寄りやすい直売所です。
糸満市西崎町4-20/098-992-6510。休みは正月3日間、旧盆最終日、あとは月1回程度。県内最大級の農産物直売所で、南部の生産者のものが集まります。
豊見城市豊崎3-86/098-850-8760。豊見城市は県内有数のマンゴー産地で、夏は地元産が並びます。那覇空港から近いので、帰る日に寄れます。
うるま市前原。2026年はキーツマンゴーの予約を受け付けています。通販もやっていて、完熟マンゴーは数日単位の期間限定販売で、出るとすぐ売り切れます。
宜野湾市大山7-1350-81/098-988-9785。マンゴーギフトの予約を受け付けています(発送は7月初旬から下旬)。取り扱いは久米島赤鶏牧場、空水土ファーム、マルトウマンゴーの3軒。価格は非公開で、問い合わせが必要です。
それぞれの詳しい記事は道の駅・直売所 全20か所にまとめてあります。おんなの駅、うるマルシェ、ハッピーモア市場から個別に読めます。
直売所で買うときのコツはひとつだけ。朝いちばんか、夕方の15時ごろに行くことです。朝は品が揃っていて、夕方は値下げが出ることがあります。昼過ぎは、いいものが売れたあとの時間帯です。
食べ頃の見分け方と、黒い点のこと
アップルマンゴーは赤くなっても、まだ食べ頃とはかぎりません。ヘタのまわりから甘い香りが立ってきたら食べ頃です。冷蔵庫に入れるのは食べる2〜3時間前から。それより早く冷やすと、香りが立たなくなります。
ブルームと呼ばれる果粉で、熟したサインです。汚れではないので、洗い落とす必要はありません。
色で判断できないので、軽く押してみて、わずかに弾力が出ていれば食べ頃です。硬いうちは常温で追熟させます。
平たい種が真ん中に入っているので、両側から種を避けて包丁を入れます。果肉側に賽の目の切り込みを入れて、皮を外側に反らせると食べやすくなります。
果皮の黒い点について
買ってきたマンゴーの皮に黒い点が出ていることがあります。これの多くは炭疽病(たんそびょう)によるものです。沖縄県が挙げるマンゴーの主な病害のひとつで、軸腐病とならんで生産者が防除に苦労している病気です。
表面だけの小さな点なら、中身に影響していないことがほとんどです。ただし押してみて柔らかい部分があるなら、その周りは切り落としてください。傷んだところから傷みは広がります。
「訳あり」「家庭用」として安く売られているものの多くは、この点や、形の不揃い、傷が理由です。味は変わりません。自分で食べるなら、こちらのほうが得です。
ふるさと納税と、冷凍という手
マンゴーは、ふるさと納税の返礼品としても人気があります。2026年8月時点で受け付けている、沖縄県内の自治体のものを挙げます。寄付額はいずれもふるさとチョイスの各自治体ページで確認しました。
2026年8月より順次発送
アップルマンゴーの返礼品はこの時期にはほぼ終わっていて、残っているのはキーツです。来年のアップルマンゴーを狙うなら、春のうちに先行予約が出ます。
もうひとつ、冷凍という手があります
生のマンゴーは時期を外すと手に入りませんが、冷凍なら年中買えます。おんなの駅などで沖縄県産の冷凍マンゴーが売られていて、収穫したものをそのまま凍らせているので、輸入品の冷凍とは味がまるで違います。
解凍は冷蔵庫でゆっくり。半解凍のままシャーベットのように食べるのが、いちばん失敗しません。完全に解凍すると水っぽくなります。保存は零下18度以下です。
時期を外して沖縄に来た人には、この冷凍がいちばん現実的な選択肢だと思います。
今年の作柄と、値上がりの理由
なぜ「良品2kgで3,000円」が消えたのか。生産量の推移を並べると、事情が見えてきます。
3年続けて減っています。しかも原因が毎年違う。低温、日照不足、そして今年は冬場の高温です。マンゴーは冬に一定の低温がないと花芽がつかないので、暖冬は不作につながります。
沖縄県はマンゴーの生産量が全国1位で、2018年には全国の52.4%を占めていました。県は2030年度までに生産量を3,750トンまで増やす目標を掲げていますが、直近の実績は1,600トン台で、目標の半分にも届いていません。
作る量が減れば、値段は上がります。ネットに残っている「2kgで3,000円」という数字は、2020年ごろの相場です。それを今の相場だと思って行くと、直売所で驚くことになります。
県内の産地では宮古地区が最も多く、令和2年度で661トン。次いで本島北部が293トンです。豊見城市や糸満市など南部にも産地がありますが、統計上の圏域としては宮古が突出しています。
よくある質問
沖縄マンゴーの相場はいくらですか?
2026年8月時点の生産者直販で、秀品2kgが11,300円、優品2kgが9,300円、訳あり1kgが4,480円ほどです。JAおきなわの公式通販では贈答用1.5kgが5,500円。2kgで1万円前後を目安に考えてください。
沖縄マンゴーの旬はいつですか?
アップルマンゴー(アーウィン)は6月中旬から7月がピークで、8月に入るとほぼ終わります。緑色のキーツマンゴーは8月から9月。9月まで沖縄でマンゴーを買えるのは、このキーツがあるからです。
8月に沖縄へ行きます。マンゴーは買えますか?
アップルマンゴーは通販ではほぼ完売しています。ただし直売所には遅い出荷分が並ぶことがありますし、8月からはキーツが出てきます。確実に買いたいなら、キーツを狙うか、冷凍マンゴーという手があります。
マンゴーの果皮の黒い点は食べても大丈夫ですか?
果皮に出る黒い点の多くは炭疽病によるものです。沖縄県が挙げるマンゴーの主な病害のひとつで、表面だけなら中身に影響しないことが多いのですが、押して柔らかい部分があるなら、その周りは切り落としてください。
直売所と通販、どちらが安いですか?
同じ品質なら直売所です。送料がかからないぶんと、贈答用の箱代がかからないぶん安くなります。ただし直売所は当日並んでいるものしか買えないので、確実に手に入れたいなら通販の予約が向いています。
訳あり品は買っても大丈夫ですか?
味は変わりません。訳ありの理由は、果皮の黒い点、形の不揃い、輸送中につきやすい小さな傷などです。自分で食べるなら訳あり、贈るなら秀品、という選び方で問題ありません。
持ち帰りと発送、どちらがいいですか?
マンゴーは追熟する果物なので、常温で1〜2日は持ちます。当日か翌日に帰るなら手荷物で持ち帰れます。滞在が長いなら、直売所から発送したほうが確実です。ほとんどの直売所に全国発送の受付があります。
まとめ
沖縄のマンゴーは、この5年で確実に高くなりました。生産量が3年続けて減っていて、来年また戻る保証もありません。「安く買う方法」を探して行くと、たぶん肩透かしを食らいます。
それでも、直売所で買う1kg 4,000円台の訳あり品は、贈答用の箱に入った1万円のものと味が変わりません。旅行者が現地で買う意味があるとしたら、そこだと思います。送料がかからず、いちばん熟したものを選べる。
行くなら6月下旬から7月上旬。8月ならキーツ。それ以外の季節なら冷凍です。
確認した情報源を見る(2026年8月8日確認)
価格は各販売者の自社表示価格を2026年8月8日に確認したものです。マンゴラン(生産者直販・等級別価格)/naha-mango.com(生産者直販・完売表示)/JAタウン「おきなわちゅら島」(JAおきなわ公式通販・贈答用および美らマンゴー)/わしたショップオンライン(沖縄県物産公社・生産者別の販売状況および台風の影響に関する告知)/うるマルシェ通販(キーツの予約受付)。直売所の営業時間は、おんなの駅なかゆくい市場・ファーマーズマーケットいとまん うまんちゅ市場・とよさき菜々色畑・うるマルシェ・ハッピーモア市場の各公式サイト。ふるさと納税の寄付額は、ふるさとチョイスの糸満市(47210)・豊見城市(47212)・うるま市(47213)各ページ。生産量は、2026年産予想および2025年産見込みが沖縄タイムスの報道、2022年産実績が琉球新報(沖縄県農林水産部の発表)、2024年産見込みが宮古新報、令和2年度の実績・結果樹面積・農業産出額と圏域別収穫量が沖縄県「第5章 果樹生産の現状」、2030年度の生産目標が沖縄県「沖縄県果樹農業振興計画」(令和3年3月)。主要品種も同計画。宮古島の2026年産の出荷遅れと販売目標額は琉球新報。マンゴーの病害(炭疽病・軸腐病)は沖縄県「マンゴーの病害虫(生態と被害)」。全国シェアの52.4%は2018年の数値です。価格と在庫は日々変わるため、購入前に各サイトでご確認ください。写真は編集部素材で、人物が写り込むカットは使用していません。

