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ター滝。二筋に分かれて落ちる滝と、周囲を覆う亜熱帯の緑
大宜味村のいま --
やんばる 大宜味村 2026.08.09 更新

ター滝夏いちばんの川歩き。装備で決まります

気軽さ 2.0
夏の楽しさ 5.0
装備の要る度 4.0

評価は編集部の実感によるものです。

先に、管理者が公表していることを書きます

ター滝では毎年数件の救急搬送が起きています。多くは転倒による骨折や捻挫、打ち身、そして岩場で足を切る怪我です。そして2022年、増水時に死亡事故が発生しました。管理者は「川での事故は、全て自己責任になります」と明記しています。

脅かしたいわけではありません。ここは整備された観光施設ではなく、川そのものだからです。公式サイトの言葉を借りれば「自然のままの川で、安全や快適さを備えた設備はありません」。そのつもりで行けば、やんばるでいちばん気持ちのいい場所です。

大宜味村の平南川(へなんがわ)にある滝です。正式には「平南川ター滝」。駐車場から滝まで1.3キロ、道は川の中にしかありません。膝まで濡れながら、大人の足で30分から40分歩きます。

この記事は、2026年8月9日に管理者の公式サイトで確認した料金・装備・注意事項をまとめたものです。

FEE

料金は駐車場代だけです

入場料はありません。かかるのは駐車料金と、必要なら装備のレンタル代です。駐車料金は時間制の後払い。

駐車料金(後払い・全74台)2026年8月
普通乗用車・バイク・自転車(2時間以内)500円

以降30分ごとに50円

中型車・11人乗り以上のマイクロバス(2時間以内)900円

以降30分ごとに100円

大型バス入場禁止

駐車できないだけでなく、入場そのものが禁止されています

レンタル・設備税込
フェルトシューズ600円
ライフジャケット600円
ヘルメット200円
ウェットスーツ2,000円

ラッシュガードのレンタルもあります

コインシャワー100円
コインロッカー100円

駐車場にはトイレ、更衣室、東屋、レクチャールーム、パーラー(水とかき氷)があります。川の中には何もありません。着替えも荷物も、ここで済ませてから入ります。

2時間で戻ってこられるかというと、片道30〜40分なので往復で1時間半。滝で遊ぶ時間を入れると2時間は超えます。3時間で650円、4時間で850円という計算です。

GEAR

装備。借りられるものと、その値段

管理者は、フェルト底のブーツ・ライフジャケット・ヘルメットの3つを必須としています。手ぶらで行っても、全部で1,400円で揃います。

フェルトシューズ(600円)

いちばん大事です。管理者はビーチサンダルとクロックスについて「転倒や足を切る怪我のリスクが高く、最も沢登に適していません」と書いています。濡れた岩の上でフェルト底とゴム底では、滑り方がまるで違います。救急搬送の多くが転倒と足の切り傷であることを考えると、ここを節約する理由はありません。

ライフジャケット(600円)

管理者は「身を守るツールとして広く知られていますが、川の遊びを何倍にも楽しくするツールでもあります」と説明しています。浮けるので、滝壺で流されずに浮かんでいられます。泳ぎに自信がある人ほど、かえって着けたほうが遊べます。

ヘルメット(200円)

200円です。頭を岩にぶつけたときのことを考えれば、迷う金額ではありません。

ウェットスーツ(2,000円)とラッシュガード

冬場は管理者もウェットスーツを推奨しています。夏でも、ずっと水に浸かっていると体が冷えます。ラッシュガードは日焼けと擦り傷の両方を防いでくれます。

ター滝へ向かう渓流。水辺に育つクワズイモの大きな葉と、緑に覆われた岩
道は川の中です。両側は森で、この景色が30分続きます

持ち物としては、防水のケースかバッグがあると安心です。スマホは必ず濡れます。あとはタオルと、車に置いておく着替え。

ガイドについて。管理者は「多くの皆様がガイドを付けず個人での利用を楽しまれております」としていて、個人で入渓できます。ただし同じページで、ガイドを頼めば「個人利用では発見できない魅力や楽しみ方」を知ることができ、安全面のサポートも得られると案内しています。初めてで、小さい子どもがいるなら、頼む価値はあると思います。

FOR KIDS

子どもは何歳から行けるか

ここは管理者の説明がはっきりしています。途中に6メートルほどの急な岩壁があって、ロープを使って昇り降りします。そこを境に、行ける人と行けない人が分かれます。

0歳〜6歳の幼児期

入口からマルグムイ(小滝)までなら、保護者同伴で楽しめると案内されています。滝までは行けませんが、川遊びとしてはここで十分という子も多いはずです。

それより先へ進むなら

6メートルほどの急な岩壁を、ロープを使って昇り降りできる体力と運動神経が求められます。年齢ではなく、この一点で判断してください。小学校高学年でも、身体を使う遊びに慣れていない子には難しいことがあります。

逆に言えば、そこさえクリアできれば大人と同じように歩けます。夏休みの時期はにぎわいますが、それは裏を返せば、多くの家族が実際に行けているということでもあります。

WEATHER

雨と、増水のこと

この場所で最も危ないのは、転倒でも溺れでもなく、増水です。2022年の死亡事故も増水時に起きています。

雷か大雨のいずれかの注意報が気象庁から発令され、増水の危険があると判断されると、駐車場が閉鎖されます。台風やその他の危険が迫っているときも、予告なく閉鎖されることがあります。行く前に天気を見て、注意報が出ていたらその日は諦めてください。

入渓中に雨が降り出した場合は、管理者の案内どおりに動きます。無理に戻ろうとせず、リボンのマークがある場所へ避難すること。緊急時用の避難道があり、案内看板が出ています。水が届かない高い場所へ上がってください。強い雨になったら、そのまま駐車場へ戻ります。

やんばるの川は、上流で降った雨で下流が増えます。自分のいる場所が晴れていても、山の上で降っていれば水は来ます。空が暗くなってきたら、それが合図です。

ター滝周辺の森。ヒカゲヘゴの葉が幾重にも重なる亜熱帯の林
川の両側はこの森です。世界自然遺産に登録された区域の、すぐ隣にあたります
BASIC INFO

基本情報とアクセス

名称平南川ター滝
住所沖縄県国頭郡大宜味村津波1570-1(ター滝駐車場)
営業時間8:00〜17:30(最終入場16:00)
定休日年中無休(荒天時は閉鎖)
駐車場74台。大型バスは駐車も入場も不可
滝まで1.3km、片道30分程度。川の中を歩きます
設備トイレ、更衣室、東屋、レクチャールーム、コインシャワー、コインロッカー、パーラー(水・かき氷)
駐車場の管理一般社団法人大宜味村観光協会(0980-40-9017/受付8:00〜16:00・年中無休)
地図の注意Googleマップで「ター滝」と検索すると別の場所へ案内されることがあります。「ター滝駐車場」で検索してください(管理者が公式サイトで注意喚起しています)

国道58号沿いの道の駅おおぎみから車で数分の場所です。やんばるの西海岸を北上する途中に寄れます。着替えを済ませたあと、そのまま道の駅で食事にする流れがいちばん自然だと思います。

やんばる全体の回り方はやんばるの歩き方にまとめてあります。この地域は給油所が少ないので、名護でガソリンを入れてから北へ向かってください。

FAQ

よくある質問

ター滝までどのくらい歩きますか?

駐車場から滝まで1.3km、片道30分程度です。公式サイトは「川の中を歩き、膝まで濡れながら大人の足で約40分」とも書いています。道は川そのものなので、歩く速さは水量と足元で変わります。

料金はいくらですか?

入場料はなく、駐車料金だけです。普通乗用車・バイク・自転車が2時間以内500円、以降30分ごとに50円。11人乗り以上のマイクロバスと中型車は2時間以内900円、以降30分ごとに100円。大型バスは駐車できず、入場も禁止です。

ガイドは必要ですか?

個人での入渓ができます。管理者も「多くの皆様がガイドを付けず個人での利用を楽しまれております」としています。ただし同じページで、ガイドを頼めば安全面のサポートも得られると案内しています。初めてで小さい子どもがいるなら、検討する価値があります。

サンダルでも行けますか?

やめてください。管理者はビーチサンダルやクロックスについて「転倒や足を切る怪我のリスクが高く、最も沢登に適していません」と明記しています。フェルト底のシューズが必要で、現地で600円で借りられます。

子どもは何歳から行けますか?

0歳から6歳までの幼児期は、入口からマルグムイ(小滝)までなら保護者同伴で楽しめると案内されています。それより先へ進むには、6メートルほどの急な岩壁をロープを使って昇り降りできる体力と運動神経が求められます。年齢よりも、そこを基準に考えてください。

雨の日はどうなりますか?

雷または大雨の注意報が気象庁から発令され、増水の危険があると判断された場合は駐車場が閉鎖されます。台風やその他の危険が迫っているときも、予告なく閉鎖されることがあります。行く前に天気予報を確認してください。

荷物やスマホはどうすればいいですか?

川の中に置き場所はありません。駐車場にコインロッカー(100円)があります。持って入るなら防水ケースが必要です。スマホは濡れると思っておいたほうがいいです。

泳げなくても大丈夫ですか?

ライフジャケットを着けてください。600円で借りられます。滝壺は深いところがあります。

WRAP UP

まとめ

この記事は、事故の話から始めました。楽しい場所の紹介としては、たぶん行儀が悪いです。

それでも先に書いたのは、管理者自身がそれを隠していないからです。毎年数件の救急搬送があること、2022年に人が亡くなったこと、川での事故は自己責任であること。そこまで書いたうえで、それでも門を開けている場所です。装備を600円で貸し、避難道に看板を立て、注意報が出たら駐車場を閉める。その姿勢に対して、行く側も同じ態度で応えるのが筋だと思います。

フェルトシューズを借りて、ライフジャケットを着て、天気を見て行く。それだけで、やんばるでいちばん気持ちのいい時間になります。

確認した情報源を見る(2026年8月9日確認)

平南川ター滝 公式サイト(ta-taki-falls.com)。施設案内ページ(正式名称、所在地、駐車場74台と料金体系、営業時間8:00〜17:30・最終入場16:00、年中無休、トイレ・更衣室・東屋・レクチャールーム・パーラー、コインシャワーとコインロッカー各100円、大型バスの駐車と入場の禁止、雷・大雨注意報時の駐車場閉鎖、Googleマップの誤誘導に関する注意)/よくある質問ページ(毎年数件の救急搬送とその内訳、2022年の増水時の死亡事故、駐車場から滝まで1.3km・片道30分程度、フェルトシューズ・ライフジャケット・ヘルメットが必須であること、ビーチサンダルとクロックスに関する記述、0〜6歳はマルグムイまで、その先は6m程度の岩壁をロープで昇降できる体力が必要であること、緊急時用の避難道とリボンマーク、ガイドの要否、レンタル料金)/トップページ(川の中を歩き膝まで濡れながら約40分、自然のままの川であること、川での事故は自己責任であること、冬場のウェットスーツ推奨、駐車場指定管理者である一般社団法人大宜味村観光協会の連絡先)。料金と営業時間は変わることがあるため、行く前に公式サイトでご確認ください。写真は編集部素材で、人物が写り込むカットは使用していません。